武蔵野幼稚園 (学校法人金子学園)
武蔵野幼稚園・川名事務長先生に、お話を聞かせて頂きました。
「太陽光発電を設置しようと思った大きなきっかけは、東京都の省エネ設備等導入モデル事業費補助金制度の活用ですね。」
3.11の震災を受けて東京都では、省エネ、節電を進めるべく様々な形で補助金が実施されています。住宅用の太陽光発電におきましても、他自治体とくらべて補助金額が違います。(東京都住宅用太陽光補助金:1kW当たり10万円、上限は100万円)
「隣に中学校があり、災害時の避難場所となっているのですが、近隣住民優先の避難場所で、建前として園児達が中学校には避難出来ない事になっています。そこで今後、災害時に備えて園児200人を3日間は宿泊できる様に、水、食料、毛布等の防災用品及び蓄電池などの設備を整えておきたいと思っています。太陽光発電はその第1歩です。」
大震災から1年半、自分たちで災害に対して積極的に備えておかなければならないですね。
武蔵野幼稚園さんには、幼稚園には珍しい談話室があります。それは「園がこの地域の核となる場を提供したいと考えているからです。」というお考えだからだそうです。この日は敬老の日という事もあり、園児さん達のおじいちゃん、おばあちゃんが大勢、集まっていらっしゃいました。
「子供たちは無理矢理教え込まなくても、自然に覚えます。園児たちにはたくさんの原体験をさせて、自分で考える子供に育っていってほしい。」 「大空にはばたく 鳥のように」という武蔵野幼稚園の保育理念をあらわす鳥のデザインの園舎の翼の部分に、太陽光パネルという羽を設置させて頂きました。この太陽光発電の設置により自然エネルギーを身近なものとして、園児さん達がどんな風に学んで羽ばたいていってくれるのか、楽しみです。(漆原尚子)
太陽電池はQセルズ製。
品質の高い、ドイツ製の採用との事から始まりましたが、完成までには、メーカーの会社更生法申請。韓国企業・ハンファによる買収。現在の太陽電池業界を反映したような出来事の連続でした。結果、ハンファは業界世界第3位の企業となりました。
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